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2010年5月10日 (月)

公権力の形、憲法の規定、政権交代前の実態、現状イメージ図

まず日本国憲法が規定している公権力の形をイメージ化してみる。

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まず、「人」であれば国民であろうが外国人であろうが基本的人権(生命、身体・精神の自由、財産権など)は生まれながらに持っている。そして第一に確認しなければならないのは、この「人」は公権力を行使される側面と、公権力に対してその権利を行使する側面との二面性を持っていることである。そして国家権力の上位者としてその権力を行使する場面が、選挙であり、デモ・集会・ゼネストなどの示威行動である。

国政選挙の時には権力の主(あるじ)である国民のうち、有権者がすっくと立ち上がり国家権力を睥睨しながら投票という権力を行使する。

国家権力の行使があまりにも横暴なときは老若男女、国民、外国人を問わず「ぬおー!」と立ち上がり国家権力主体への影響力を行使する。デモやゼネストといった「人」としての権力の行使は、飼い馴らされた日本国民の間では廃れまくっているが、憲法が保障する集会、表現、思想信条の自由から当然に認められる、権力の主(あるじ)の権力行使形態である。

例えば安全基準マークのついていない電気製品の売買を禁止する電気用品安全法は「素人の乱」を主催する松本 哉氏らのデモも大きく影響し結局事実上撤回となった。

興味のある方は抱腹絶倒の快書「貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法 」をぜひ読んでみてほしい。また、松本 哉氏はマガジン9条で、これも笑えるコラムを書いているのでぜひごらんあれ。

フランスではもっとすごい。CPE(初期雇用計画)「若年層の雇用に試用期間を設けて理由なしの解雇を認めるという措置」を含む機会均等法が議会で成立したが、フランス全土のそれこそ老若男女がデモで反対し、ストを打ち、結局シラク大統領とドビルパン首相にこの措置を撤回させた。これも、興味のある方は「フランス ジュネスの反乱―主張し行動する若者たち 」をぜひ読んでみてほしい。

次に注目してほしいのは国会が国権の最高機関であり、行政府たる内閣の上位にあるということである。従って、内閣総理大臣といえども権力構造の中にあっては国会の下に位置するという視点が不可欠だ。政治主導という言葉も、官僚ではなく内閣が予算案、法案に結実する政策案立案に責任を持てということだ。これを上位の国会で審議、採決する構造が憲法の規定する国権のありかただ。だから、官僚から「学べば学ぶほど」党のマニュフェストから乖離する大臣どもを国会の最大与党が牽制するのは当たり前のことだ。小沢幹事長が、官僚にまんまと乗せられた前原の高速道路料金案に噛み付くと、すわ、「政権内のごたごた」とか「二重権力」とか的外れな批判が横行するが論外である。NEWS23Xで「小沢君は民間で、大臣は上なんだから」などと哀れな世迷い言を言いたれてた民主党の肛門様渡部恒三など、論外どころかまさしく糞である。しかし、このような認識が一般化していることは否定できず、だからこそ、憲法の規定する国家権力の形を知ることは重要だと思うのだ。

次に公権力の実際の行使であるが、最も重要なのは強烈かつ強力な実力行使である刑罰権(強制捜査、逮捕、拘留、起訴)の発動だ。この強烈な公権力の行使を日本国憲法によってどのように制限するかということは検察審理会や裁判員制度もからむ重要な問題なので、別の機会に詳述したい。

次に公権力の行使で重要なものとして教育をあげたい。学習指導要領による文部官僚の教育統制や国立大学の独立行政法人化による大学教育への統制などが問題点として挙げられると思うが、一番問題なのは立憲主義に基づく憲法を教えない、立憲主義に基づく歴史の見方を教えないということである。これについても北欧やフランスなどの例と比較しながら別の機会に詳述したい。

最後に政権交代以前の権力の形とそれを憲法に基づく形に作り直そうとする小沢氏や民主党に対してどのような官僚からの反撃が行われているかイメージ図を示しておこう。

政権交代以前のイメージ

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現状のイメージ

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