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2010年6月25日 (金)

選挙が公示されたが。民主党の耐えられない軽さ。仙谷官房長官発言への違和感。

 たった一つの新聞記事でどうのこうのとあげつらうのもどうかと思うが、それにしても・・。

以下引用

仙谷官房長官、消費税の使途「国民の声聞く仕組みを作る」

仙谷由人官房長官は24日午後の記者会見で、参院選で菅直人首相が掲げる消費税率引き上げを巡り「使途は個人的には医療が一番だが、教育、介護、年金もある。与野党の検討会議なり、広く国民の声を聞く仕組みを作って、その議論の中から優先順位を決めていく」との考えを示した。

 各党が消費税増税の是非を争点としていることについては「(民主党は)社会保障、経済、財政の一体的改革の実現を掲げている。消費税だけ取り出していっているが、そういうやり方でこれからの時代を経営できるのか」と批判した。

日本経済新聞2010年6月24日

引用終わり

一見「民主的」なようにも見えるが、僕には「取り敢えず消費税増税で金を集めますが、まだ何に使うかは決めていません。官房長官という要職にありながら内閣もこの点ではてんでんばらばらでまとめることはできていません。個人的には医療かなーとも思いますがどんなもんでしょ、まあアリバイ作りに「国民の声」を利用すれば何とかなるんじゃない。へへへ・・・」と読めてしまうのだが。

普通、企業が何らかの資金調達を考える時にはその目的を明確にすることが求められる。

「我が社は赤字で借金も膨大だ。だから借金の穴埋めのためにさらに社員の給料を減らします。」というのは無能な経営者。

「我が社は赤字で借金も膨大だ。だからこれこれの無駄を削減し、より効果的な事業に対してこれこれの資金を投下する。それによってこれこれの業績改善をはかり借金の返済と社員への還元に使います。だから一時資金調達のための賃金削減に応じて欲しい」というのはまあまともな経営者。まあまともというのは赤字にして借金を膨らませたこと自体がすでに無能の証だから。

「我が社は赤字で借金も膨大だ。だからさらに社員の給料を減らします。けれどそこで浮いた金はまだ何に使うか決めてません」というのが仙谷官房長官。

大した時代の経営者だ。

資金の調達と配分には経営者のビジョン、戦略、意思、信念、が反映される。もしそこに負担増を伴う資金調達があるならば、なぜそれが必要か、どういうことに使うのか、それによってどんな効果があるのかを明確に筋を通して述べる論理が必要となる。そしてそれを必ず実行するという迫力が伴わなければリーダーシップは取れない。

この国の経営者にそれがあるのか。マニュフェストなるものに明確な筋の通った理論があるのか。必ずやり遂げるという迫力があるのか。

これは僕の勝手な印象だが、民主党の閣僚がみな同じ顔に見える。なんだかぼんやりしたもやに包まれたような不確かな表情。それぞれが勝手に発言する上滑りな言葉。

消費税増税を決めたときもこんな感じではなかったのかと想像する。

「手取り月30万円で20万を使うとするわな。消費税5%上げると月1万円年12万円の出費増だわな。まあ大したことない。

年に2000万稼ぐ人がいるとするわな。所得税40%を50%に上げると年80万円の出費が100万円!(ここで、後援会幹部のなんとか社長や労働貴族のなんとかの顔が浮かぶ。)

株で年1000万稼ぐ人がいるとするわな。キャピタルゲイン課税を10%から30%に引き上げるとするわな。市場から資金が流出する、企業の資金調達が難しくなり経済が停滞する、などど経済評論家やアナリストから非難ごーごーだわな。

やっぱ消費税しかないんじゃない」

だって、財政状況を精査し、何に資金投下すれば効果的か、そのためにはどんな資金調達方法が最適なのか、だから消費税しかないんだという説得的な説明など聞いたことがありますか。僕の記憶ではない。マニュフェストにも書いていない。

パート仕事を掛持ちし月123万の稼ぎで子供を養う母親が100円の出費を削るためにどれほど腐心するかなんていうことに思いを馳せることもない。

選挙が始まって菅首相の第一声がこれだ

参院選公示 民主党政権に初審判 菅首相の消費税公約問う」より抜粋

「菅首相は24日午前、大阪市で「日本を成長軌道に乗せる。消費税を上げると言いたくないが、このままだとギリシャみたいになる」と消費税引き上げの必要性に言及したうえで「約束したことを実行する力をもう一度与えてほしい」と訴えた。」

毎日新聞 2010624日 東京夕刊

抜粋終わり

まだ、この期に及んでギリシャを持ち出すのか。ギリシャといえばミコノス島、ミコノス島といえば、パラダイスビーチ、パラダイスビーチといえばスーパーパラダイスビーチ、そんなにギリシャがお気に入りか。

Daily Cafeteria

遂に英国が、独仏と連携した。(無能日本官僚は世界から相手にされていない)より引用

遂に英国が、独仏と連携した。

(無能日本官僚は、どうして良いか分からず、「日本をギリシャ化するな」とか言う空々しいデマを自国民に向けて飛ばすのがせいぜいで、自国の立場を世界に表明する事さえ出来ない。

日本がギリシャ化する危険性が差し迫っているのなら、なぜ「円」がリスク回避通貨として買われ続けるのか、国民に対して分かりやすく説明せよ。

無能集団は、世界に対しては何も言えない反動で、自国の大衆に大増税を仕掛けてウサ晴らしをしている。その程度の犯罪的無能集団の口車に乗せられる謂れは私たちにはない。」

引用終わり

この国の政治の耐えられない軽さ。それにたやすく迎合する国民の耐えられない軽さ。

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コメント

トーヘン僕さん、こんばんは。
わたしのブログに言及いただきまして、ありがとうございます。
しかし、人様に引用していただいた自分の文章を改めて読んでみると、かなりヒステリックな書き方をしていることが分かり、実に気恥ずかしい思いがします。ただ、打ち込み始めると、これが素人の悲しさか、怒りを抑えられなくなってしまうんですよね^^;
それはそうと、いよいよ週末にサミットが始まりますね。日本の首相や財務大臣らが、サミットで何を言ってくるのか。これは、要注目だと思います。
国民を踏み台にして米国に奉仕する日本政府という構図が恐らく鮮明になるはずですが、大手マスメディア(新聞テレビ)は、肝心なところはスルーし、「日本政府の財政健全化の意志は、国際的に評価された」という論調でまとめてくるはずです。
本当に恥ずかしく、そして、許しがたい事です。

こんばんは。にいのりさん。
にいのりさんご指摘のとおり英独仏の銀行税とこの期に及んで金融規制に後ろ向きなアメリカ。当然菅総理はアメリカに尻尾を振りに行ったのでしょう。どんな報道がされるのか本当に注目ですが、まともな報道なんて無いんだろうなあ。何か面白い情報あったらアップしてください。
僕もどんな視点でサミットを見たらよいのかということはブログに書いてみたいと思っています。
それでは、又。

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