小沢氏がスパモニで雇用規制の修復に言及したことを素直に喜びたい。僕が考える小沢氏と菅の決定的な違い。雇用規制の修復。
僕の周辺ではまた、店がつぶれた。街中の建物の1階が全部空きテナントになってしまった。
まだ元気で若い生活保護受給者に、ハローワークで提示される仕事。月十万円くらい、しかも3~4ヶ月の期間限定。それでもましな部類。年齢制限、男女不問の条件のはずが先方に連絡をとると年齢を言っただけでだめ、性別を言っただけでだめ、給料は実は歩合制。
こんな話は嫌というほど聞かされる。
この酷暑のなか、車の保有を認められない生活保護受給者は徒歩、自転車でハローワークに通う。建物の中に入りきらない求職者の群れ。端末の空きを待つためにのみ1時間以上炎天下で待った挙句の仕打ち。
どれほど公共事業で金をつぎ込んでも、末端の雇用者に金が回らなければ、今の需給ギャップは埋めることができない。
末端の壊死しかかっている組織に金という血液を循環させるためには雇用規制の破壊という血栓を取り除かなければならない。
どれほど子ども手当て、保育所の完備をしても若者達にまともに食える所得と安定した将来展望が無ければ少子化の進行を止めることはできない。
僕は雇用規制の修復は日本経済の復活のためにも、絶対不可欠だと考えている。
小沢氏はスパーモーニングではっきりと雇用規制の修復について言及している。
http://www.youtube.com/user/6chama#p/u/3/45EOlYwc3HA
菅は参議院選のマニュフェストから雇用規制修復の項目を削除した。
「一に雇用、二に雇用、三に雇用」というが雇用規制の修復には言及しない。現に公言している対策は、企業の鼻先に金というニンジンをぶら下げること。企業しか視野に入っていない。
小沢氏が雇用規制の修復に言及したことを素直に喜びたい。